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HOLGAや一般のカメラに関する用語を解説
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HOLGAとは? サードプレイス、トイカメラHOLGA 120の世界
ピンぼけなんて気にしない!
ブローニーフィルム120で撮る魅惑の6×6(ロクロク)トイカメラの世界
カメラと言えば今やデジカメが一般的で、誰でも簡単にそれなりの写真が撮れますよね。でもそれに飽きた人は昔懐かしい35mmフィルムカメラに目を向けるようになってきています。さらに今どきは17mmのハーフサイズカメラが人気で、これにハマっているカメラ女子(カメラ男子でもいいですよ)もいるらしいですよ。
いやいやちょっと待って!ブローニーフィルム120で撮るカメラもあるんですよ!?このフィルムは35mmフィルムよりも大きく、フィルム装填方法もちょっと特殊です。使用するカメラは中判カメラと呼ばれ普通は少し高価ですが、なんと手軽に楽しめるレトロでチープなトイカメラがあるんです。
それがHOLGA 120です!
おもちゃのカメラだから写りは保証できません。基本的にピンぼけは当たり前で、低画質写真が売りです。でもそんなのは気にしない!たまに偶然芸術的な写真が撮れたりします。本当に気まぐれなカメラです。どうですか?HOLGAで写真を撮ってみたくなりませんか?これぞ「ザ・HOLGA」という写真を撮ってみましょう!このブログはそんなHOLGAを撮ってみたい、HOLGAの写真を見てみたい人達にとってのサードプレイス。…HOLGAの魅力に迫ります。
① トイカメラHOLGA 120シリーズの概要(歴史と仕様)
❶ 歴史
HOLGA 120はプラスチックでできたおもちゃのカメラです。基本的なプラスチックレンズを搭載するNと、ガラスレンズを搭載するGNの2機種で構成されていますが、そのルーツはHOLGA 120Sと呼ばれる型番です。フォーマットは6×4.5の枠だけでした。ホットシューも、バルブ(B)モードも、三脚穴も、巻き太り防止スポンジもありませんでした。後にフラッシュ搭載の120SFが出ました。
1982年に中国(香港)で誕生し、中国市場向けに手ごろな価格のカメラとして設計されましたが、意外や意外、世界中に愛好家が生まれました。「HOLGA」という名前は「とても明るい」という意味の広東語「ho gwong」に由来します。実際の写真はとても明るいとは言えず、むしろ暗い写真が撮れます。ちょっと変ですね(笑)。
撮影にはバッテリーも必要なく、余計な機能を一切省き、一般的な高性能という言葉からははるかにかけ離れ、チープながらしばしば夢のような魅惑的な写真を生みだしました。
これが「トイカメラの王様」ザ・キング・オブ・トイカメラであるHOLGAです。その後何種類かのモデルが生まれ、トイカメラのHOLGA界隈は充実しました。
❷ 仕様
HOLGAの主軸型番は120です。プラスチックレンズ搭載でやわらかい写真が撮れる基本形の120Nと、クリアな写真が期待できるガラスレンズ搭載の120GN(旧WOCA120G)の2種類を基本としています。120GNの方が画面中心の上下左右のピンぼけや歪みが強調され、トンネル効果も顕著となります。因みに僕の愛用機は120GNです(僕の中では別名「トイ・HOLGA」とも言い、このブログのタイトルにもなっていますね)。絞り切換えレバーはありますが実質F8固定で、途中から(2009年10月以降)ようやく絞り値(F)の設定変更が有効になりました。フォーマットは6×4.5(ロクヨンゴ)、6×6(ロクロク)に対応しています。
フラッシュが内蔵された120FNと120GFN(旧WOCA120GF)もあり、さらに白(通常)に加え赤、青、黄色の4色の切換えカラーフラッシュ内蔵の120CFNと120GCFNも加わりました。なおフラッシュ搭載機には本体内部に単三電池2本を入れます。屋外では色が殆ど着かず、日陰や屋内で色の効果を発揮します。
これらを合わせると6人兄弟(姉妹)となります。また120シリーズは基本的にブラックですが、120FNにはホワイトヴァージョンのSNOW HOLGA FNWが存在します。その後様々なカラータイプも派生しました。
また使用するフィルムはブローニーフィルム120です。2倍の撮影枚数が可能なブローニーフィルム220もあるのですが、HOLGAの場合構造上の問題で使用不可です。
HOLGAには様々なアクセサリーが存在し、色々な技法に対応しています。(専用フィルターの「エフェクトキット」、フィッシュアイレンズ、35mmホルダーなど)
HOLGAにもデジタル化の波が押し寄せ、フィルムレスのHOLGA デジタルが出てきました。カラーバリエーションも豊富です。デジタルなので型番に120(ブローニーフィルムの120を意味する)の数字はなくなりましたが、かなり小型ですが全体の見かけの形はHOLGA 120シリーズを踏襲しています。
また、派生モデルとして110フィルムを使用するSister HOLGA(望遠、広角の2つの撮影モードとフラッシュ内蔵)と、Baby HOLGA(全HOLGAの中で最も小型)もあります。
残念ながら現在HOLGAシリーズは発売中止となっているため、購入の場合は運よく新品が残っているのに出くわすか、後は中古品を選択することになります。ひと昔は雑貨店やカメラショップでも販売していましたが現在は主に大手ショッピングモールで購入することになるでしょう。
僕の愛用機、HOLGA 120GN
- ガラスレンズ搭載(焦点距離 : f=60mm)
- フラッシュ無し(ホットシュー付き)
- シャッタースピード(1/100秒、バルブ(B)モード)
- 絞り値(F8)→ 後にF5.6 ⇆ F8切換え改造
- 撮影距離(80cm, 3m, 5m, 無限大)
- 三脚穴
- 巻き太り防止スポンジ → 後に補強改造
シリーズ6機種の中では2番目にチープ
② トイカメラHOLGA 120の魅力(ザ・HOLGA)5選
❶ ピンぼけ
レンズに表示されている撮影距離マーク(1人、3人、7人、山)はそれぞれ80cm, 3m, 5m, 無限大に相当しますが、飽くまでも目安です。特に近距離は被写体との距離の把握が難しく、ピンぼけすることが多いです。
また、同じ撮影距離でも画面中心のピントが合っていてもその前後に加えて上下左右がぼけることがあり、これもHOGAレンズの特徴です。狙ったところにピントが合い、その前後や上下左右でピンぼけになることがこのカメラの理想(ザ・HOLGA)です。
❷ 周辺光量低下(トンネル効果)、またはケラレ
写真の4隅が露出不足で徐々に暗くなって写ることを周辺光量低下(トンネル効果)、またはケラレといいます。徐々にというところが重要で、全く暗くならなかったり、逆に縁取ったように境界線が比較的はっきりとした光量低下は個人的には好みではありません。
6×4.5フォーマット(長方形)の方が6×6フォーマット(正方形)よりもトンネル効果がはっきりと出る傾向があるようです。プリント時に肝心な隅がカットされるためではないかと言われています。気まぐれなカメラですが、狙ったようにトンネル効果が現れた写真は正にザ・HOLGAと言ってよいでしょう。
❸ 手ブレ
HOLGA 120GNはフィルム未装填時の重量が200gでとても軽いです。持ち運びには便利ですがシャッターを切る時は手ブレしないように気を付けましょう。また、個体差もあるかも知れませんがシャッターレバーの動きが硬いものもあり、暗い所で撮る際には余計に注意が必要です。
ただ、持ち味としてたまにはシャッターが切れる後半(特にバルブ(B)モードの時)に狙って微妙にカメラを動かしてみましょう。像が流れたような写真が撮れ、それはそれでザ・HOLGAです。
❹ 多重露光
従来の35mmフィルムカメラでも多重露光は可能です。フィルムを巻き上げる際に忘れずにカメラ本体底部の突起(巻き戻しボタン)をポチッと押して巻き上げれば、実際カメラ内部ではフィルムが巻き上がりません。同じフィルム部に重ねて露光する仕組みです。
ところがHOLGA 120では巻き上げも何もしなくてもそのまま続けてシャッターを切ればよいのです。なんなら2重、3重、4重と35mmフィルムカメラより高速で連続シャッターを切ることだってできるんです。凄いですね!ただし多重になればなるほど露出オーバーには気を付けましょう。
HOLGAは多重露光による思わぬトリック写真が簡単にできてしまう。これもまたザ・HOLGAです。
❺ 偶発的感光
フィルムの装填や回収時には注意しないと微妙に感光してしまう恐れがあります。これも個体差があるかも知れませんが裏蓋を完全に閉めても、特に内部で巻き太りが起きてしまうとなおさらです。フィルム全体に感光が及んでしまったら大事な写真が台無しになってしまいます。
僕自身は幸いにも未だこれを経験していません。ただ偶然一部だけ芸術的に光の線ができたとしたら、失敗作から生まれるザ・HOLGAになります。
③ トイカメラHOLGA 120のフィルム装填方法(画像・動画)
35mmフィルムと同様、左から右に向かって巻き上げられますが、ブローニーフィルムの上下にはスプロケット(歯車)に噛み合うパーフォレーション(穴)はありません。そのため巻き上げ時に内部で巻き太りが起こる可能性があります。そうなると微妙に感光してしまう恐れもあります。撮影前に裏蓋を閉める際にもフィルムが浮かないように十分注意しましょう。
6×6のフォーマット(撮影可能枚数12枚)の場合は裏蓋のフィルムカウンターの赤い窓に撮影枚数を示す数字が見えてきますが、12枚と16枚を選択する矢印レバーは12側にして、数字が見える窓側は16の表示がある方なので、感覚的に間違えないようにしましょう。
6×6フォーマット(撮影可能枚数12枚)の場合のフィルムカウンター
- 矢印のレバーを「12」側にスライドさせる
- 「16」側の赤窓に数字が見えてくる
- この数字が撮影枚数を表す
※ 左図は撮影枚数1枚目を示す
また最後まで撮り切ったら、そのまま完全にフィルムを巻き上げてから裏蓋を開けます。35mmフィルムカメラのように巻き戻す必要はありません(巻き戻そうとしてもそもそも巻き上げレバーがありません)。左側に残ったスプール(巻き軸)は次回右側に入れてフィルムを巻き上げるために必要なので捨てずに、予め右側にセットしておきましょう。
外部サイトに分かりやすいフィルムの入れ方の例があります
引用元:【画像】Photos taken with HOLGA HOLGAの使い方 フィルムの入れ方
引用元:【動画】YouTube fabstyletube 2007.12.21
④ やっておきたいHOLGA 120のおすすめ改造3選
❶ 絞り値(F8固定から → F5.6, F8切換え改造)
HOLGA 120の絞り値は曇りマークを選んでも晴れマークを選んでもF8で実質何の変化もありません。本来なら晴れマークを選んだ時は、曇りマークを選んだ時より絞り窓の穴が小さくならなくてはいけませんが、レバーを切換えてもどちらも全く同じF8用の小さい穴のままなのです。
そこで、レンズ裏側中央についている黒いOリング(この内側の円がF8相当)を丁寧に外し、それを絞り板の四角い穴を隠すように接着剤でつけます。こうすることで晴れマーク選んだ時にF8に、曇りマークを選んだ時はレンズからOリングが外れた分明るくなりF5.6相当になります。
なお、HOLGA 120シリーズは途中から(2009年10月以降)この改造をしなくても、ちゃんと切換えが有効になったモデルに変更されました。
❶本体裏側内部の上下2か所のネジを外しカメラ前面部を取り外す
❷その拡大図(黄色いリード線はストロボ用の配線)
❸さらに2か所のネジを外すと、シャッターユニットの内部が見える
❹ユニットの1時方向(赤矢印)に置かれてるのが、レンズ裏側から外したOリング
❺Oリングを絞り板の四角い窓中央に接着剤で貼り付ける(赤矢印)
❻逆の手順で組み立て直すと、曇りマークにした時にF5.6相当の絞りとなる
❷ 裏蓋内側の補強(巻き太り・偶発的感光防止)
巻き太り防止と、偶発的感光防止のため、下図のような改良を施します。こうすることによってフィルム面が浮かずにきちんと巻き上げることが可能となります。
- 裏蓋を外す
- テレフォンカードに左図のように赤窓に沿って切込みを入れる
- 接着剤で貼りつける
❸ 本体内部両側面の補強(巻き太り・偶発的感光防止)
本体内部前面には、すでに両側にスポンジが貼られていて十分巻き太り防止策が講じられていますが、個体差や経年劣化によってスポンジの効果が弱くなってきた場合は、そのスポンジを剥がし新しいものに付け替えるか、下図のように本体内部両側にも同様にスポンジを付けるとより効果的です。
- 片面に両面テープが貼られた隙間スポンジ(厚さ5mm, 幅1.5cm, 長さ4cm)を2セット準備する
- 赤矢印のように一方を本体内側の左側面に、もう一方を右側面に貼る
スポンジは100均ショップの隙間テープを使用
右側は厚さ3mmほどに加工してもよい
(5mmのままだとやや厚い)
⑤ トイカメラHOLGA 120の撮影条件比較(16通り)
HOLGAの写りをデータ的に検証するために、以下の条件の組合せで撮影しました(16通りの条件で比較)。なお、シャッタースピードの1/2秒はバルブ(B)モードでの僕の感覚によるものです。
- 撮影距離(80cm, 3m, 5m, 無限大)
- 絞り値(F5.6, F8)
- シャッタースピード(1/100秒, 1/2秒)
⑥ 他のトイカメラとHOLGA 120の比較5選
❶ Lomography LOMO LC-A+
HOLGAと並んで有名なロシア(旧ソ連)製トイカメラLOMO LC-A(1984年~2005年)。使用するフィルムは35mm, 110, 120の3つのフォーマットがあり、カラーネガからモノクロまで対応しています。定番は35mmフィルムカメラのLOMO LC-A +(中国製) で、電子的なので撮影には電池が必要になってきます。底面にある電池ボックスにボタン電池(SR-44かLR-44電池)を3個入れます。
HOLGAと比べると非常に高価なカメラで、高いもので40,000円以上します。中国製レンズの通常版は安いですが、Mimitar1と呼ばれる新世代レンズが使用されているものが高価です。LOMO LC-Aにもカラー豊富なヴァージョンが複数存在しています。その多くは限定販売で既に販売中止になっています、また中判カメラのLOMO LC-A 120もあり、こちらは65,000円以上します。
❷ HOLGA デジタル
フィルムレスのHOLGA デジタル(2016年2月2日発売)はトイデジとも呼ばれるカテコリーに属し、カラーバリエーションが豊富です。基本はブラックで、ミックスと呼ばれるカラフルなタイプもあります。いずれも800万画素です。デジタルなので型番に120(ブローニーフィルムの120を意味する)の数字はなくなりましたが、全体の見かけの形はHOLGA 120シリーズを踏襲しています。
ただし大きさはかなり小型でHOLGA 120の半分の重さ(100g)です。巻き上げダイヤル周囲には135(アスペクト比4 : 3)と120(アスペクト比1 : 1)のフォーマット切換え機能が付き、本体底部にはSDカード差込口、マイクロUSB差込口があり、また単三電池2本が入ります。さらにカラー・白黒の切換えスイッチも備えています。シャッタースピードは1/60秒とされており、バルブ(B)モード切換えレバーはありませんが、シャッターをそのまま長押しをすることでバルブ(B)モード撮影が可能となると言われています。
しかし相変わらずパララックス現象が見られ、ファインダーから覗いた像は実際の範囲を示しません。しかし最短撮影距離が1.5mなので、それ以下の距離ではピントが合わず実際は遠くの被写体を撮ることになるので、あまりパララックス現象を気にし過ぎなくてもいいかも知れません。また、絞り切換えレバーは付いているのですが、マークと実際のF値が逆になってるそうです。価格は約12,000円です。SDカードは付属していませんがフィルム代、現像代、プリント代、(デジタルデータ化代)がかからないのでお得ですね。僕も一台是非欲しいです!
スペック | HOLGA 120 | HOLGA DIGITAL |
---|---|---|
シャッタースピード | 1/100秒、バルブ(B) | 1/60秒、バルブ(B)不可? |
バルブ撮影 | 可(切換えレバー) | 不可(シャッターの切加減)? |
絞り値 | F5.6、F8 | F2.8、F8 |
多重露光 | 可 | 不可 |
アスペクト比 | 4:3(6×4.5)、1:1(6×6) | 4:3(135)、1:1(120) |
トンネル効果 | 有り | 4:3の時のみ有り |
撮影最短距離 | 80m(3m, 5m, 無限大) | 1.5m(1.5m以上) |
フィルム | ブローニーフィルム120 | 不要 |
記録メディア | なし | SDカード(東芝FlashAir推奨) |
カラー・白黒切換え | 不可 | 可 |
電源 | 不要 | 単3乾電池2本 |
重量 | 200g | 100g |
それぞれメリット、デメリットがありますが、6×6(アスペクト比1:1)フォーマットでのトンネル効果が出せるのはHOLGA 120に軍配が上がります。
またHOLGAデジタルは135(アスペクト比4:3)モードでトンネル効果が見られますが、周辺光量低下部分の境界はHOLGA 120に比べると明瞭となります。
❸ HOLGA 135BC
35mmフィルムカメラで、オリジナルの120フィルムヴァージョンとは異なり、画像の隅をカットし、柔らかいケラレ効果を生みだす内部マスクが特徴です。従来機種は135ですがこちらの135BCの「BC」はブラックコーナー、すなわち周辺光量低下が顕著に出るタイプ。47mm, F8のプラスチックレンズ、シャッタースピード1/100秒、絞り設定F8, またはF11、ホットシュー付き。電池は使用しません。カラーバリエーションも豊富で、価格は10,000円前後です。
❹ HOLGA 120PC
HOLGA 120の針穴ピンホールヴァージョン。なんとレンズはF192(ピンホールだとこうなる)。価格は7,000円前後です。派生型でワイドピンホールカメラWPC(価格は約17,000円)、3Dカメラもあります(価格は約11,000円)。
❺ HOLGA by Polaroid(POLGA)
ヴァージョンが4つあり、最後の4番目のみが現行商品となっています。またそれまで基本だったT80フィルムが生産終了となってしまったため、フジフィルムFP100のみの使用となります。このアダプターは、基本のHOLGA 120の6機種に対応しています。ポラロイドホルダーⅢと専用フィルムパックから成ります。出荷元により名称がHOLGA by Polaroid、またはPOLGAと異なります。ホルダーの価格は5,000円前後です。
⑦ まとめ
HOLGAは気まぐれなカメラですが、「トイカメラの王様」ザ・キング・オブ・トイカメラとも言われるだけあってその魅力は計り知れません。写真の評価はその時々の条件によって異なっていて低画質写真が多く撮れてしまうという難しい反面、誰が撮っても失敗の中にも成功もあり得ます。
特に6×6のフォーマットで撮る正方形の被写体をうまく捉えるのは多少露出の勉強も必要ですが、最終的には構図のセンスにかかっているのかも知れません。通常の構図の他に、特に近距離撮影でのファインダーと実画像との間のパララックス現象にも気を配る必要があります。これを制覇したらもうあなたはプロ級に「ザ・HOLGA」を撮ることができるでしょう。
誰しもが名カメラマンになれる可能性があるのです。HOLGAに出会ったことに感謝します。
最後に本の紹介です。参考にしてください。
We Love HOLGAはバイブル的な雑誌
基本構成
- HOLGAの使い方(基礎編)
- HOLGAの使い方(応用編)
- 作品例(7名)
- イエローページ
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定価(本体1,300円+税) 池田書店
We Love HOLGA Plus
基本構成
- HOLGAの使い方(上級編)
- 作品例(4名)
- Do HOLGA Yourself
- イエローページ
We Love HOLGAだけじゃ物足りない人へ
定価(本体1,300円+税) 池田書店