カメラ好きなら知っておきたい「カメラ」・「写真」に関するトリビア
1. 世界初の写真
世界で初めて撮影された写真は、1826年にフランスのジョセフ・ニセフォール・ニエプスが撮影した「ル・グラからの眺め」である。暗い部屋に小さな穴を開けてそこから入り込む部屋の外の風景を見る装置によるものであった。
2. 世界初の商業用カメラ
1839年にルイ・ジャック・マンデ・ダゲールが発明したダゲレオタイプは、世界初の銀板写真による商業用カメラであった。中の箱を引き出しのように前後させてピントを合わせて使用するものであった。
3. 世界初のカラー写真
世界で初めてのカラー写真は、1861年にトーマス・サットンが撮影したものであった。赤、緑、青のフィルターを使って何枚かの画像を撮影し、段階を踏むことであらゆる画像の色を作れることを発見した。白黒写真の方が主流で、カラー写真に人気が出るようになったのは数十年を要した。
4. 世界初のデジタルカメラ
世界初のデジタルカメラは、1975年にKodakのスティーブ・サッソンによって開発された。重さは3.6kgもあった。フィルムを使用せずにSDカードなどの記憶媒体を使用して画像を記録することで、撮影した写真をその場で確認できるようになった。
5. 世界初の一眼レフカメラ
世界初の一眼レフカメラは、1950年に発売された「コンタックスS」で、ペンタプリズムを採用していた。
当時はドイツのカメラが全盛期を迎えている時代であったが、そのドイツを上回るほどの勢いを持ってきたのが日本の一眼レフであった。ニコン(旧「日本光学」)の「F」が頂点を極めたのである。
6. 世界初のスマートフォンカメラ
スマートフォンに初めてカメラが搭載されたのは、2000年のシャープ製「J-SH04」で、31万画素のカメラであった。現在ではその機能も向上し、プロ並みの写真が撮れるようになった。
7. 世界初のパノラマ写真
パノラマ写真の技術は、1977年にフランスで登場した見世物装置「パノラマ」に遡る。その後1857年に、独自の軸を中心にカメラの特許が取得され、視聴者が部屋の上下左右どの部分でも見ることができる360度のパノラマ写真が注目を集めた。こうして広範囲の風景を一枚の写真に収めることができるようになった。
8. 世界初のセルフィー
最初のセルフィーは。1839年にロバート・コーネリアスが撮影したもので、彼はカメラの前に立ち、自分の写真を撮影した。
9. 世界初のフィルムカメラ
フィルムカメラのフィルムは、1888年にジョージ・イーストマン(Kodak社)が発明したロール(セルロイド)フィルムが普及のきっかけとなった。その後1935年にはカラーフィルムが発売され、1936年には映画用フィルムとして「コダクローム」が発売された。「コダクローム」はフィルム上で正しい色が再現されており、現在では「リバーサルフィルム」(スライドフィルム)と呼ばれている。
10. カメラの名前
カメラという言葉は、ラテン語の「カメラ・オブスクラ」(暗い部屋)に由来する。これは、光を通して像を映し出す装置のことを指す。