今回の比較対照:撮影iPhoneXR
場所:安曇野ちひろ公園
トモエ学園:2両の電車
- 「電車の教室」…写真左
- 「電車の図書館」…写真右奥
黒柳徹子が学んだ場所
シャッタースピード、絞り、撮影距離の3条件を組合せ、16通りの写真を撮って比較
※ ただし1/2秒はB(バルブ)モード使用で、僕の感覚でシャッターを押しています
Kodak PORTRA 400
F5.6
F8
F5.6
F8
評価
露出に関しては、当然ではあるがF8よりもF5.6で撮影した写真の方が明るかった。また、1/100秒よりも1/2秒で撮影した写真の方が明るかった。これも当然である。写真の明るさとしては好みがあると思うが、1/100秒のf5.6か、または1/2秒のF8が適切と思われた。1/100秒のF8ではやや暗く、1/2秒のF5.6では明るすぎと思われる。
ピントに関しては、前景から中継まで差ほど変化はなかったが、撮影距離が無限大の時に、より奥の黒板の字がよく見えた。ただし期待しているほどピントが合っておらず、特に1/2秒の撮影では無限大にしても黒板の字にピントは合わなかった。三脚(安価なもの)を用いて撮影はしたが、多少ブレた可能性もあり得る。全体としてはどの撮影距離の場合も前景~中継にあるランドセルによくピントが合っていた。室内の撮影は難しい。
いずれの条件も四隅の歪みや、トンネル効果は目立たなかった。1/2秒撮影でややトンネル効果らしきものが確認できるに留まった。室内撮影だとトンネル効果が出にくいのかも知れない。
全体を通して、前述したとおり撮影距離によるピントの合う位置の差があまり見られなかった。また中心に明らかな被写体がなく中抜けになってしまい、どちらかというと画角の周りに被写体が存在しているような題材だった。よってHOLGAの特徴である中心にピントが合い、その上下左右でピントがぼける現象を明瞭に捉えることができなかったとも考えられ、今回の題材が不適切だった可能性がある。