2024.09.08 【RFLジャパン信州まつもと】での実践(バルブモード撮影は可能であった)

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「RFLジャパン」はがん征圧を目指すチャリティー活動

 本投稿では、前日行われたリレー・フォー・ライフ(RFL)・ジャパン信州まつもとでのHOLGAデジタル撮影の実践を紹介する。RFLとはがん患者さんやそのご家族を支援し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧を目指すチャリティー活動である。今年の会場は長野県松本平広域公園信州スカイパーク内にある「やまびこドーム」であった。

 1985年、一人の医師がトラックを24時間走り続け、アメリカ対がん協会への寄付を募った。「がん患者は24時間、がんと向き合っている」という想いを共有し支援するためであった。ともに歩き、語らうことで生きる勇気と希望を生みだしたいというこの活動を代表するイベントは、現在世界約34ヵ国、約2,460か所で開催され、年間寄付金は137億円にのぼっている。

実戦ではバルブモード撮影は可能であった

 実践ではバルブモード撮影が可能であった。ただしシャッターを押している時間の匙加減は難しく、適正露出になった写真もあれば、露出オーバー、露出アンダーになった写真もあった。なお極端に露出アンダーになった写真は今回掲載していない。撮影の絞り値はドーム内、屋外全てF2.8で行った。写真①、および⑤のシャッタースピードは1/60秒で、それ以外は数秒間(写真によって異なる)シャッターを押したものである。

①やまびこドーム
①やまびこドーム
②アルプちゃん
②アルプちゃん
③子宮頸がん予防啓発
③子宮頸がん予防啓発
④細胞説明用顕微鏡
④細胞説明用顕微鏡
⑤けやき広場
⑤けやき広場
⑥ドーム内伝筆展示
⑥ドーム内伝筆展示
⑦ルミナリエ
⑦ルミナリエ
⑧ルミナリエ「HOPE」
⑧ルミナリエ「HOPE」

 

①「やまびこドーム」は通常撮影で、全景を写すことはできなかったが適正露出でトンネル効果も見られる。

②「アルプちゃん」はドーム内でのバルブモード撮影で、適正露出ではあるが手ブレが半端ない写真である。撮影時は特にカメラをずらしたわけではなく、動かないようにしたつもりであったが約3秒間では被写体の動きに耐えられなかった。

③「子宮頸がん予防啓発」は来場者に啓発を呼び掛けている様子である。約3秒間の撮影であったが、手ブレはほぼないものの露出オーバーになってしまった。ドーム内は比較的暗く、これくらいの長さは必要と考えたがある程度普通に撮影しても良かったと思われる。

④「細胞説明用顕微鏡」ではシャッター速度は2秒弱程度で背景が露出オーバーとなったが、被写体はほぼ適正露出と考えて良い。

⑤「けやき広場」では通常撮影だったが、特に画面右側にもやが見られた。改造した段ボール穴部を確認したが、もやがかかるような破損や変化は見られなかった。トンネル効果はやや見られる。

⑥「ドーム内伝筆展示」はかなり暗い場所だったので、シャッターを長め(3秒~5秒弱)に押した。トンネル効果も少し残っていて完全に真っ白な写真ではないが、明らかにかなりの露出オーバーであり、何が写っているのかもはや分からない。

⑦「ルミナリエ」は屋外でのバルブモード撮影である。「ルミナリエ」とはメッセージが書かれた袋(ルミナリエバッグ)に、キャンドルやLEDライトを灯したものである。日は落ちていたが完全に真っ暗ではない状況での撮影であり、灯りの具合も適度に表現されており、適正露出と考えられる。

⑧ルミナリエ「HOPE」は⑦よりさらに暗くなってからのバルブモード撮影である。芝生にルミナリエを用いて大きく「HOPE」と描かれている。全景は写らなかったがこれもまあまの適正露出であると思われる。

実践から得られたもの

 今回の実践では失敗から得るものもあった。暗い場所での撮影は自分が思っているよりもシャッターを押している時間は短めで良いということだ。ではいったい2024.09.06 投稿の「【HOLGAデジタル】はバルブモード(B)撮影ができない!?」の結果は何だったのか、ということになる。きまぐれトイデジ「シロクマ君」に聞いても分からないというかも知れない。幸いフィルムを使用しているわけではないので、しばらくの撮影は1シーンにつき複数枚色々なパターンで撮影することが得策と思われた。

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この記事を書いた人

中学3年時 写真部
使い捨てAPSカメラ(FIJIFILM) 雑誌「CAPA」掲載
HOLGA歴  20年

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