【タイムマシン】は作れるのか?バック・トゥ・ザ・フューチャーはよく考えられている

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永遠の課題、タイムマシンは現実となるのか?

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タイムマシンは可能か?

 タイムマシンを語るにはアルベルト。アインシュタイン(独:1879~1955)は外せないだろう。彼が1905年に提唱した「相対性理論」および「時間の遅れ」によれば、理論的にタイムマシンは可能である。これは、高速の宇宙船で宇宙空間を遊泳し地球に戻ってくれば、未来に行けるというものである。ただし、これでは過去に戻ることはできず、未来への片道切符となる。

タイムマシンとタイムトラベル

 世界で初めて「タイムマシン」という言葉を持ち出し、過去と現代、そして未来を自由に行き来できる「タイムトラベル」を物語として紡いだのは1895年にSF小説「タイムマシン」を発表した作家H.G.ウエルズ(1866~1946)であった。アインシュタインが相対性理論を発表する10年前である。その後多くの作品で「タイムトラベル」が描かれ、またタイムマシンに乗って時間移動するものだけでなく、時空に穴をあけるなどして、その中を通って過去や未来に移動するもの、さらに通信などを介して情報や記憶のみを移動させるものなど、実に様々な形態のタイムトラベルが描かれてきた。

物理学者ソーンの仮説

 タイムトラベルもまた超高速航法と同じく、現代の技術では実現不可能とされている。しかし、まだ見つかっていない物質などがあると仮定した状態で、数式の上では実現できそうだという研究もある。その始まりとなったのは、物理学者キップ・ソーン(米:1940~)の研究である。天文学者カール・セーガン(1934~1996)が小説「コンタクト」を執筆している時、地球から約26光年離れたこと座のヴェガにある惑星へ瞬時に移動鶴方法はないかと考えた、セーガンは先ず、ブラックホールを考え、友人でもあったソーンに、それが理論的に正しいか検証を依頼。その結果ソーンは、ブラックホールよりもワームホールを使った方がいいと考えた。ワームホールとはその入口と出口が時空を貫いて直接繋がったトンネルのようなものである。例えるなら、ドラえもんに出てくる「どこでもドア」のようなものである一方の出入り口を地球に置いたとして、もう一方の口を月に置こうが、火星に置こうが、何億光年離れた星に置こうが、その間の時空を貫いて、瞬時に移動できるという。

 もっともその実現のためには「エキゾチック物質」と呼ばれるものの一つである「負の質量」を持った物質が必要であるとされている。これは飽くまでも仮定の物質であり、実在は証明されていない。やはりタイムマシンは夢の話なのであろうか。

相対性理論と浦島太郎

 相対性理論では、時間の進み方は見る人の場所によって変わる。すなわち相対的であるとされており、速く移動するものは、外から見ると時間の流れがゆっくりになって時間差が生じ、また速度差が大きければ大きいほどその時間差も大きくなる。さらに光速に近づくにつれて、その物体の時間の進み方はゼロに近くなり、つまり時間が止まったかのように見える。例えば、ほぼ高速で飛べるロケットに乗り、その中で1年過ごすと、地球上では50年もの年月が流れるのである。この話は昔話の「浦島太郎」に通づるものがある。

タイムマシンとバック・トゥー・ザ・フューチャー 

 話が変わり、世界で一番有名なタイムマシーンといったら、映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」に出てくる「デロリアンDMC-12」であろう。1985年から1955年にマーティー・マクフライと共にタイムトラベルをする。ストーリーの構成は綿密で何度見てもワクワク、ドキドキするのは僕だけだろうか。「バック・トゥー・ザ・フューチャー」、特にパート2以降では「パラレルワールド」という概念もでてくる。ある世界(時空)から分岐し、それに並行して存在する別の世界(時空)を指す。つまり時間を行き来することで、それぞれに別の過去や未来が新しく生まれるという考え方である。

 タイムマシンもパラレルワールドも理論上考えられていることで、現実はかなり難しい。でも夢を持つことは大いに結構なことなので、是非この先も研究が進むことを願っている。

(参考:TELESCOPE magazine Science Report 過去や未来へ旅しよう!タイムマシンは実現できるか?)

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